ポロGTI タイミングチェーンの交換
皆様こんにちは、アローズの矢田でございます。 今回はフォルクスワーゲンの隠れた名車?ポロGTI(6RCAV)のお話です。
1.2のタイプではリコールにもなったタイミングチェーンの伸び問題、件数は少ないながらもGTIでも発生したりします。
こちらリコールになってはいない為症状が出たら実費修理となります。
だいたい、1.2などの場合、エンジン始動時にガラガラと不快な音を立てるケースが多いようですが、我が家のGTIでは高速時にミスファイアのエラーコードがランダムで入るという症状から始まりました、どの気筒ともなくランダムで1番から4番にミスファイアのコードが入るわけなので、果たして原因は点火系なのか?という疑問を持ちました、あまり良くない頭を使い倒したもののまったくわからないのでディーラーに持ち込みを決行、診断結果はプラグが社外のせいではないか?という事ですぐにプラグを純正イリジウムに交換、やはりというか当然直らず、ディーラーがあてにならない事が良くわかったのでとりあえずイグニッションコイルなどの点火パーツを交換しエンジン内部洗浄など思いつく限りの対策をするもまったく症状に変化なし、様々な方面から可能性を探った結果、高回転域の負荷によって燃調に狂いが出るのでは?という所にたどり着き、そこから原因となりそうな部分を辿った結果、タイミングチェーンが伸びてる説が浮上、GTIのCAVエンジンじゃ聞かない話だけど果たして如何なものか?というもののパパっと交換出来る物でもないので(費用的にも作業的にも)とりあえずディーラーに確認、しかし、まずは調べるだけでも幾らかかるか分からないという伝家の宝刀、ボッタクリ宣言をかましてきたのでネットでググると交換に際してだけで25万〜30万くらいΣ(‘◉⌓◉’) これに先程の不明瞭な点検代とかプラスしたら全部で幾らになんねん!?っていう話、これじゃあみんなワーゲン降りちゃいますww この辺りはもう少しハッキリとした対応が欲しい所ですね
で、らちがあかないディーラーは置いといてこちらでタイミングチェーンの交換を進めて行きます。 まずは25万〜30万の理由を探ります。最初にSST(専用治具)が必要になる事とタイミングチェーンへのアクセスに際してウォーターポンプの取り外しが必要になります。
ウォーターポンプの取り外し後、パッキンのみの供給がない為ウォーターポンプを交換する必要があります。 更に作業も大掛かりとなり上記の費用が掛かってくるということのようです・・・。ちなみにタイミングチェーンキット(タイミングチェーン、テンショナー、チェーンガイドのセット)は3万円しない程度です。いくらなんでも整備性悪すぎじゃないですかね?そんなこんなで無事タイミングチェーン交換を終えたポロGTI、3日ほど試乗し続けてみた結果完治とみて良い車両状態になりました^_^
ちなみにガラガラ音にしても今回のランダムミスファイア病にしても放置するといずれエンジンがお亡くなりになります。
クルマとしてはかなり素晴らしいと思うんですが、コレは頂けないですね、早めにメーカーの方でも対策を立てて欲しいものです。
6万キロで交換が必要なタイミングチェーンなんてチェーンの意味がなさ過ぎます(^^;
ましてはこんな分かり辛い症状な上に出たら出たでディーラーでも把握出来ないとかちょっとお話しにならない稚拙さです。